安いことがメリットの「マッチング型」「クラウドソーシング型」の翻訳サイト、
中身はどうなのでしょうか?
仕組みの違いやご提供できるサービスの違いについてお話しします。
最近は顧客と翻訳者とをマッチングさせるタイプの翻訳サイトや、Webサイト上に登録した多くの翻訳者の中から顧客が翻訳者を探して依頼するというスタイルの翻訳サイトが多くあります。マッチング型、クラウドソーシング型などと呼ばれるものです。このような翻訳サイトのメリットは「安い」ということが第一でしょう。ではこのような翻訳サイトの中身はどのようになっているのでしょうか。
ある翻訳サイトでは、登録さえすれば誰でも翻訳者になれます。 ある翻訳サイトでは、Facebook認証が必要な場合もあります。簡単なトライアル(試験)を受けさえすれば誰でも翻訳者になれることもあります。この辺りの翻訳者の登録や人選基準は各サイト様々のようです。そのような意味では、「品質」に対しての裏付けはさほどないと言えるでしょう。
それでは実際のところ品質はどうなのでしょうか?
「プロによる翻訳を提供」という謳い文句や、「英検1級」「TOEIC950点」といったプロフィールなど書いてはありますが、これは品質がよいことの証明にはなりません。参考になるのは、実際に利用したクライアントからの口コミ評価程度でしょうか。弊社もテスト的に翻訳を依頼することがあります。全く問題ないこともあれば、お客様に提出する品質を備えているとは思えない原稿が納品されることもありました。
品質が合格ラインに至らない理由は、翻訳者が、依頼された内容の背景・状況を知らないまま作業せざるを得ないケースが多いからでしょう。そして翻訳者以外のチェックがないことも原因のひとつです。一方、翻訳会社であれば、翻訳者のプロフィールを把握したコーディネーターがお客様の状況を考慮した上で翻訳者を選定します。そして翻訳会社によっては第三者チェックを介するなどの体制をとっています。
また、翻訳サイトによっては、支払いを受けられる翻訳者が「早い者勝ち」方式で決まるため、翻訳者は急いで翻訳をしなくてはいけません。翻訳において、急げば急ぐほど品質は安定しません。翻訳という作業は、スペルミス・誤訳・訳漏れなど、通常は2重、3重にチェックをすることが普通です。これらのことを踏まえると、品質についての「安心感」が不足しているように思います。できあがった翻訳文章をそのままWeb上にアップしたり、クライアントへ提出することは少々リクスがあると思います。
ご納品をしたお客様からよくこんなことを言われます。
「翻訳された原稿を見ても、自分で判断できないから品質の良し悪しはよく分からないよ。」
そうです。翻訳はある側面で信用商売なのです。セイルトランスが安さだけではなく、「品質」「納期」「接客対応」を重要視している理由はここにあります。
ご依頼内容に基づきコーディネーターが翻訳者を選任。お客様とメールでも電話でも連絡を取り合うことができるので、原稿の急な変更や納品後の修正もスムーズに対応可能。そして翻訳者の経歴も公開しておりますので、「こういう経験のある翻訳者に依頼したい」といったご希望にも対応可能です。